現在主婦の人が、看護実習で、経験した中で一番大変だった精神科での実習の話

あなたは昔看護師をしていたそうですが、学生時代、勤めてからどんな苦労がありましたか?

私は現在30歳の主婦です。
10年ほど前の話になってしまうのですが、学生時代は沢山の実習やレポート、テストと課題に追われていたのを今でも鮮明に覚えています。
卒業後は7年程、総合病院の救急病棟に勤めていましたが、学生の頃とは全然違う忙しさでした。
学生時代は国家試験の勉強をしつつ、何かと提出物の期限に追われていたので精神的ストレスは大きかったのだろうと今でも思います。

あなたが、実習で一番大変だった、精神科の実習について教えてください

私は、国家試験合格率100%をうたっている看護学校に通っていました。
当然、指導は厳しく、学年が上がっていくにつれて教員達はピリピリとしていきました。
三年生の時の1か月毎、様々な科を回っていく実習がやはり一番大変だったです。
中でも、とても印象的だったのは精神科実習です。
私たちは精神科専門病院に実習に行くことになりました。
病棟毎で重症度は違うものの、私の実習先は鉄格子部屋付きの閉鎖病棟。
勿論、閉鎖された空間であるため、社会でであったことがない重度の患者様達しかいませんでした。
ナースステーションは鍵付きのガラス張り、一人行動は禁止、常に冷静に、危険なものは持ち込み禁止など取り決めが多く、常に緊張したままの実習生活でした。

あなたは、患者さんとの接し方について悩んだそうですが、それはどんな事ですか?

実習では、どこに居ても患者様達からの視線は痛く、様々な所で喧嘩していたり、幻聴幻覚に襲われてパニックになっている人がいたりと、病棟に居て気が休まる瞬間はありませんでした。
私の受け持ちは、40年以上統合失調症で入院している患者様でした。
他の学生は受け持ちと少しずつコミュニケーションが図れるようになり、レポートが捗る一方で、私はコミュニケーションを取ろうにも5m以内に近づけず、正直何もできず記録に悩んだのを覚えています。
学生の頃は何か記録に残そうと必死です。

大変だった精神科の実習を通してあなたが、思った事、学生さんへアドバイスをお願いします

様々な統合失調症に関する文献を読み、距離を保ちながら関わるということを学びましたが、やはり数週間では上手くいかないのが精神科実習だと思います。
ある日は良くても、次の日は避けられ、とても難しくて奥が深い分野だと思いました。
今まで考えていた患者様と関わる実習というものができず、時には、何故この患者様を学生の受け持ちにしたのかと思うこともありました。
様々な科を学んで実習を経験し、国家試験に受かって看護師になったらまた初めからのスタート。
心が折れそうになったことも沢山ありましたが、学生の頃学んだことは看護師の精神力を鍛えるものだと思います。実習で疲れてしまうけど、一番良き理解者はやはり実習班の仲間でした。
皆さんも素敵な仲間たちと実習を乗り切ってください。