看護師歴5年の女性が、実習で指導者との関係を悩んだ話

あなたが実習中に悩んだ実習指導者との関係について教えてください

はい、私は現在、看護師歴5年で、看護専門学校に通っていました。
実習で最も苦労したのは,実習指導者との関係です。
まだ学生だったので、出来ない事や分からないことがあっても当然だと思います。
しかし、実習指導者の中には「こんなことも出来ないの?」や「何故、分からないの?」と責めるばかりで、しっかりと指導をしてくれない人もいました。
せっかく、やる気があって頑張ろうと意気込んで実習へ臨んでいるのに、これでは気持ちが萎えてしまいます。

実習で大きなミスをしたとの事ですが、それはどんな事ですか?

私が看護学生の時に、こんなことがありました。
小児科での実習で、生後2ヶ月の新生児を受け持ったときのことです。
その実習指導者は、「失敗しないでよ!」や「そんな手つきじゃ患者さんが死んじゃうわよ!」などと、必要以上にプレッシャーをかけてくるタイプの人でした。
新生児は先天性心疾患の術後で、経過は良好でしたが、まだ末梢輸液ラインや臍部からの腸管栄養ラインが留置されている状態でした。
15時からカンファレンスがあるため,それに間に合うよう、他の実習生の清拭の後片付けを手伝っていたところ、実習指導者が私に「15時のミルクは終わってるの?」と怒った顔で私に言ってきたのです。
私は、受け持ちベビーの15時のミルクをすっかり忘れてしまっていました。
実習指導者の怒った顔に圧倒され、急いでパントリーへミルクを取りに行きました。
そして、専用の注入器で、ミルクを吸い上げ腸管栄養ラインに繋ごうとした時です、「そのラインでいいの?」と実習指導者の怒鳴る声、そうです、私が腸管栄養ラインだと思って、ミルクを注入しようとしたチューブは、末梢輸液ラインの方だったのです。
焦っていたので、ラインの確認を怠ってしまったのです。実習指導者の指摘で医療事故を未然に防ぐことができ、本当に良かったと思います。
それと同時に、そんなミスを犯した自分にひどく落ち込みました、看護師は向かないのかもと。

この大きなミスで学んだ事を教えてください

これは、学生でなくても、「焦ると人はミスを犯しやすくなる」という教訓であると言えます。
焦った原因は、私が勝手に実習指導者からプレッシャーをかけられていると、思い込んだ事です。
しかし、実習指導者は,学生は自分に自信がなくスキルもないので、焦ったり緊張していて、平常心ではいられないことを、理解した上で指導にあたるべきだと感じました。
もし、あの小児科の実習指導者が私の焦りや緊張感に気づき、それを緩和するよう関わっていたら,いつも通りにラインを確認し、要らぬ落ち込みや看護師を諦める心情に至らなかったのではないでしょうか。

これから実習に行かれる学生さんにアドバイスをお願いします

まずはこの記事を見てみてください。
看護学校時代に学んだ事
上記の記事にもあるようにこれから実習へ行く皆さんには、焦っている自分・緊張している自分・出来ない自分を実習指導者へ曝け出し、患者さんの安全のために、しっかりプロの力を借りて実習して欲しいと思います。
また、様々な実習指導者がいますが,自分も様々な看護学生の一人であると認識しお互い様であると思うこと、そして、時には反面教師として、実習指導者から学ぶくらいの姿勢で臨むことをお勧めします。
ご健闘を祈っています!